東日本大震災からのシェア
2011/03/27
私はよく人から、「ハイジって、どうやって人と知り合うの?」と聞かれます
出会いって、ちょっとしたことから始まりますが、私はそれがたまらなく楽しみです。
ほんの少し、アンテナを高くするだけで、素敵な出会いがいっぱいあるんですよ!!
私は、あるガソリンスタンドで、こんな体験をしました。
紹介させて頂きますね。
先日、地震後のガソリン不足の中、私は早朝5時から、とあるガソリンスタンドに並びました。
(朝5時に並んだ時点で、私はナント!?371番目でした!)
実は私、この前日、給油するつもりはないのに、車の流れに乗って、知らないうちに、このガソリンスタンドの給油待ちの列に並んでしまっていたのです。
目的地に早く行きたいのに、なかなか車が進まないので変だと思っているとたまたまガソリンスタンドの方が回ってきて、この列は給油待ちの列だと教えて下さったのです。
そこで私は、紛らわしいので「『ここが給油待ちの最後尾です』という札を出されてはいかがですか?」ということをその方にお願いしていました。
すると翌日、私が並んだ時には、ガソリンスタンドの方が、ちゃんと『整理券をお持ちの方のみ給油可能です』という大きな看板をもって車列の横を歩いていらっしゃいました。
そこには、「ガソリンを入れてあげます」ではなく、「給油のために並んで下さってありがとうございます」という姿勢が感じられました。
いよいよ私の順番が回ってきてガソリンスタンドに入ると、昨日私が、看板を出して下さるようにお願いしていた男性店員(石岡さんと仰います)
が、石岡さんの方から「今日は並んで下さったんですね!」と声をかけて下さったのです。
前日の私のお願いを、石岡さんは今朝すぐに実行して下さり、しかも私の顔を覚えていて、声をかけて下さったので、私は「このガソリンスタンド、とってもいいな~!!」と感激しました。
私は、普段はわざわざ並ぶということはしませんし、実際に並ばずに済んでいることが多いのです。
けれどもこの日、朝5時から11時半に帰宅するまで、あえて5時間半も並ぶという体験を通して、親切にして頂いたり、助けて頂いたりすることのありがたさを身にしみて感じたのです。
これは、私にとって、とても貴重な学びになりました。
ぜひ皆さんにも紹介したいのですが、このガソリンスタンドはコスモ石油セルフステーション・仙台南インター店といいます。太白区のケーズデンキの斜め前のスタンドです。
こちらの石岡さんが私の顔を覚えていた下さったことに、私はとっても感激しました。
そして、「私はいつも人の名前や顔を覚えて差し上げるということを自分から先にしてあげていたかしら?」と、自分を省みました。
いつも多忙なことにかまけて、人からは覚えていて頂くのに、私から名前や顔を覚えて声をかけるということを、あまりしてこなかったな~と気づきました。
今回は石岡さんから、声をかけて頂いたことで、今度は私も自分から先に、名前や顔を覚えて差し上げたい!!と思ったのです。
こんな気付きを与えて下さった石岡さんとの出会いも、さらに大きな出会いに展開していくのだろうな~!!、と感じています。
人生、ワクワクです!!
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5時間半の給油待ちの間に今回の地震を経験して感じたことを、たくさんのアイデアメモにしました。
是非、皆様にシェアしたいので、この場を借りて紹介させて頂きますね。
今後の防災の参考にして頂ければ幸いです。
【地震直後にして良かったこと、特に4つ】
1.今回の揺れは3分ほど続いたのですが、その直後に姉二人に 『大丈夫だから』というごく短いメールを打ったこと。
とても短いメールですが、相手にとって迷惑にもならず、これで姉たちがとても安心してくれました。 しかも姉たちを経由して、他の方々にも無事の旨を伝えることができました。
2.お風呂に水を貯めたこと。後から断水したのですが、トイレを流すのにとても助かりました。
3.空の500mlペットボトル10本に水を汲んだこと。
4.愛用しているサプリメント(プロポリスとビーポーレン)の瓶を家族に渡してポケットに入れてもらったこと。 (これは、これから食べられなくなると直感したからです。)
これらの4つは、私自身、たまたま人からお話を伺っていたこともあり実行することができました。
さらに、この他に・・・、
5.地震直後に、夫が帰宅したのですが、その時に避難場所を確認してしかも、避難所のどこにいるかをお互いに決めたこと。(その後、夫はまたすぐに仕事で外出しました。)
6.財布の中身を確認したこと(2万5千円入っていたので、何とかなると安心しました。)
7.近所のスーパーで、白飯と惣菜とチョコレートを買ったこと。
普段は、自宅で作るので買わないのですが、この時はとても助かりました。
買い占めは良くないとわかっていましたので、必要な分だけを買いました。
【地震の後に、感じたり思ったりしたこと】 も書いてみますね。
1.ダマールの肌着を着けて、ズボンを履いたことが良かった
ダマールの肌着というのは、ダイアナ妃が着用し、寒い時にも薄着のお洒落をできたということで有名になった肌着です。 薄手なのにとても保温性に優れています。ただ・・倒産してないようです)
この肌着とズボンのお蔭で、避難所には毛布を持って行きましたが極端に冷えることもなく、ホッカイロ無しでも大丈夫でした。
2.避難所で、夜中トイレに何度も行ったのですが、懐中電灯が無くても、携帯電話の画面の明かりで間にあったな~と感じました。
また、私の後ろに並んでいる方が、懐中電灯で照らして下さって親切で、ありがたかったです。
3.避難所には、トイレットペーパーを持参したのですが、私が行った所では、地震当日のうちに仮設トイレが4つもできていました。 しかもトイレットパーパーも十分にあり、これは素晴らしい対応だと思いました。
4.避難所に、とっさに仏壇からローソクを持って行きましたが、一度も使いませんでした。
(地震の3日後位に、クリスマス用の大きなローソクを50本ほど持っていたことを思い出して、仲間にわけてあげました。)
5.我が家では地震対策の備蓄が一切無かったのですが、水用の18Lのポリタンクはあまり必要無いな、と今回感じました。我が家では、給水所には500mlのペットボトルを持参していました。
あまりに小さいボトルに、はじめは変な顔をされるのですが、18Lポリタンクを使用していた方たちも、持ち運びが大変なせいか徐々に500mlや1Lのペットボトルを利用するようになっていきました。
6.運動靴を履いたことが良かったです。
【あって良かったもの】
1.自動車のシガーソケットから電源をとるアダプター。これは夫が、避難所に2日目に持ってきてくれたのですが、これのお蔭で携帯電話とパソコンに充電ができました。
パソコンに充電ができたので、地震2日目から「朝1分右脳トレーニング」のメルマガを発行したり、ブログを更新したりすることできました。
その発信によって、自分が無事だと仲間に伝わり、安心してもらうことができました。
2.寝袋が二つあったこと。
我が家では、おばを避難所に連れてきたのですが、他にもうお一人 おばあさんをお世話させて頂きました。
避難所の体育館は、天井が高く、床が板張りでとても寒いのです。
避難2日目に、自宅に寝袋があったことを思い出し取りに行きました。
お蔭で自分達は背中を温かくして眠ることができ、毛布をおばとそのおばあさんに回すことができました。
3.レッグウォーマー
靴下とズボンの間のすきまが寒いことに気づき2日目から着用しました。
このほか携帯電話も、昼間はほとんど通じないのですが、不思議と早朝の5時頃や夜中の11時~12時頃には通じたのです。 通信ができるということに、本当に感謝しました。
【あったらいいな、と思ったもの】
100円ショップで売っている携帯用の簡易ミニトイレがあったらいいなと思うものでした。(子供用で男の子も女の子も使えます。)
私自身は屋外の仮設トイレに行きましたが、暗いのが怖くてトイレに行けない子供達にはあればいいなと思いましたし、また自動車に常備しておくといいなと思いました。
今回の避難で簡易トイレを使用してみて、私は避難所の皆さんがトイレをとてもきれいに使っていらっしゃるな~と感じまし
また少し汚れてくると皆さんがボランティアになり、またきれいにして下さるのです。とても素晴らしいことですね。 この経験で、私は簡易トイレ汚い、怖いというイメージが払しょくされま
した。
以上、今後、皆様のお役に立てばと思い、紹介させて頂きました。とはいえ、これらのことは、あくまで被害の小さかった地域での話です。
本当に激しい被害にみまわれた方々には、言葉もございません。心よりお見舞い申し上げます。