結婚していいことあった?の問い
きょうは、夫のマサノブさんの体に指圧をしました。
約1年前に、谷底に落っこちて11日間後に生還したマサノブさんですが、それ以降体に今までの分の疲れがドドドドーと
現れたようで、ずっと、いつもの調子ではありません。
今日は、私が赤ちゃんをどうしても欲しいときに、通った広島の先生が免許皆伝ではありませんが、その指圧の道具を譲り受けています。
このツチと呼ばれるもので、治療しました。
このツチを夫にさせていただきながら、涙がこぼれました。
夫の体は、本当に細くなりました。
ふんばりが効かないのです。
結婚してからも、3年間は別居。
出産した後も、自分のことしかしてこなかった私でした。
夫のことを理解してきたか・・、全然です。
「ねぇ、結婚して楽しいことあった?」
「いっぱいあるじゃないの、ハイジ。 君のおかげでいっぱい美味しいものを食べたし、旅行もできたし」
思わず、言葉につまりました。
そうではないのです。
旅行に行っても、私のワガママは増大します。
小さな取るに足らないことを、グジグジと長く言います。
義父も夫も息子も、黙って聞いていました。
そんなことをおもいだしたら、もう申し訳なくてたまりませんでした。
なのに、「楽しいことがいっぱいある」という夫に、頭をあげられませんでした。
「ねぇ、ハイジ。 おかあさんの八十八箇所めぐりは、レンタカーを借りるときには8人ぐらいにして、ゆったりと乗ってもらおうね。
ねぇ、そのあとさ、来年は、恐山におかあさんを連れて行こうよ」
もう二人には、鹿児島の母しかいません。(2022年に亡くなりました)
その母に、いっぱい喜んでもらおうよと言ってくださるのです。
そんな優しい夫に、私は今まで何をしてきたんだろうと思いました。
頭と行動が全然一致しないのです。
「ハイジは、ゆっくりでいいんだよ」
いま、私が一生懸命、頑張っているのを知っているし、チグハグな言動もしていることも、わかっているのですが、
「すごいなぁ」と褒めることだけなのです。
「感情に振り回されることなく、心穏やかな状態で日常を送りたい。」
「ハイジ、一歩ずつだよ」
「だから、僕たちの太陽はおかあさんだから喜んでもらうことをしようよ」
夫の太陽になれるように、すこしずつ目指していきます。
だから、今の体が元に戻れるように、私自身の染み付いた傲慢な自分をどんどん認めていきます。
私がめざす太陽にむかっていると、マサノブさんの体もすぐによくなられるということがわかっているからです。
上手にかけませんが、今日も行動のなかで、出来なかったこと、出来たこと、
いっぱい感じた1日でした。