更年期だからこそ次へ
私は、更年期という言葉を聞くのが大嫌いでした。
私は、更年期じゃない!
それは、おそらく更年期障害で苦しんでいるかたを見たからだと思います。
ある本を読んで、自分が更年期にいることは素晴らしいと感じるようになりました。
更年期を認めることが嬉しくなったのです。
NHKドラマ「篤姫」の脚本の田渕 久美子さんが書かれた「女の道は一本道」の本です。
P134
「そんな私がいつか更年期といわれる季節を迎え、そして、それまでため込んだものの清算をしようとしている。 不思議に自分が愛おしいような気持ちいなったのを覚えています。」
中略
「中心感覚」とは、私が最も大切にしていた右にも左にも寄りすぎない、バランスのよい生き方と通じるものがあり・・・」
私は、毎日いろんなことが起きています。
重い蓋を軽々と開けるような出来事や、
隠そうとしても沸々と周りの人を通して事件が起きて、認めざるをえない状況になったり、
泣いても、泣いてもどうしようもないことが起きたり、
バンザイをいっぱいするような出来事が起きたり、
心の叫びを感じて感謝の思いがあふれたり・・・・
これも、いままで貯めこんでいたものが清算するときだったんだ・・・・
とこの本から気づきました。
「清算の時期」という貴重な言葉に、ハッとさせられました。
心が、「中庸」に向かっていることを感じました。
陰陽でいうと、陰でもなく、陽でもなく、中間の中庸。
バランスというと、なんだか簡単な言葉に聞こえますが、簡単に言えばそうです。
人生で自分がしてきてしまった、走馬灯のごとくにでてくる心の痛いところ。
その痛みがあるからこそ、中庸になれる時期が「更年期」なのかなぁと勝手に解釈してしまいました。
幸い、いまのところ体への異変は私はありません。
これも、15年前にいきいきとされている女性達を拝見することがあり、その秘訣を教えていただいたからかなぁと思います。
更年期障害で苦しんでいる友人達をみていると、何も助けてあげられないのです。
なぜ、助けてあげられないかというと、今思ったのですが、
「本当の女性の自立」のときなのかなぁ。
自立だからこそ、誰も助けてあげられないのです。
心と体は一体なので、心が中庸に行こうとするときに、いつもと違うことを感じるので、体が一時的にバランスを崩すのかなぁと思いました。
体が教えてくださっているのでチャンス!
私自身がその活き活きとしている女性たちから教えていただいた秘訣は最高のものですが、それも大切ですが、「幹」の部分が大切だということではないかなぁと思いました。
「幹」というのは何なのか、また書いていこうと思います。
私も、いま、実験中です。
一つ言えるのは、
「更年期は、女性のワクワクの自立のチャンスの時だから、楽しもう」です。