映画「ありがとう」からの仕入れ
2009/02/02
きょうは、パートナーのさくらちゃんのお勧めの映画を見ました。
「ありがとう」です。
1996年の映画ですが、阪神大震災で家がなくなったカメラ屋さんのご主人が
震災で逃れた車の中にゴルフバックを見つけ、
そのゴルフバックでプロゴルファーへの道を歩む実在のお話です。
2時間見終わって、すぐにユウキが帰ってきたので、また一緒に見ました。
ユウキが生まれる2年前の話ですので、遠い話ではないのです。
真剣に見入っていたユウキの仕入れは、「あきらめない」でした。
あの大震災のときは、私はジャカルタにいました。
飛行機が到着していないので、出発が遅れるという連絡だけで
詳しい事情はわかりませんでしたが、関西で大地震があったとのことは
知りました。
ひたすらお祈りすることしかできない私でした。
もし、一瞬にしてすべてを失ったとしたら・・・、
私はそのときに何をしていただろうか・・・。
主人公は、3つの顔があると言いました。
「呆然と何も動けない顔」 「自分のことしか考えない顔」「人のために生きる顔」
どれも、人間の顔だといいました。
私は、海外のホテルで火事にあった事があります。
そのときにまさにこの3つの顔に出会いました。
映画の中で、地震後逃げるときに、何を持って逃げようかという妻の問いに
主人公は、「何かのために両手をあけておけ」といったのです。
海外での火事のときもそうでした。
自分のトランクを持って、逃げる場を阻む人もいました。
人を支える手もありました。
私の大きな仕入れは、「豊かに生き貫く」でした。
どんな事があっても、「生きる」でした。
そして、時間が永遠ではないということでした。
私はこんな映画を教えてくれる友人がいて、幸せです。