震災、子供を一人の人間としてみた1日

子育て 小6~中3


「子育てって、親がなんとかしなきゃ」と思うことが多い私の既成概念を覆すことがありました。

3月11日(金)の東日本大地震では、ご家族をなくされた方、友人を探していらっしゃる方々、怪我をなさった方々、言葉で表現できません。

仙台の我が家での地震のとき・・・

ちょうど、自宅にいました。
息子は、14歳、学校に行かずに自宅学習派なので、2階におりました。
私は、打ち合わせの電話が終わってパソコンに向かっていたのですが、異常に大きな揺れを感じました。

◆この揺れは尋常ではないなぁ・・と思ってテーブルの下に隠れました。

ハイジ「ユウキ~、机の下!」
ユウキ「大丈夫、僕は、玄関を開けているから・・」

なんと、出口を確保するために玄関を開けてしゃがんでいました。

家の前の道路は、陥没したり隆起したりしていたし、余震が頻繁だったので避難所に移動。
(実際、家の前のアスファルトは陥没がひどく、よくニュースで報道されていました)

その後

ユウキ「おかあさん、事務所へ行こう、大変なことになっているから」
そのころ、事務所は仙台駅のすぐ隣の19階にありました。

ハイジ「車は危ないよ」
ユウキ「歩いて行けばいいじゃない」
ハイジ「・・(歩いたら1時間40分なのに・・・)」

二人で歩き始めていたら、歩いて帰宅する人たちがたくさんいらして、いかに大変だったかを話してくださるのです。

電車もバスも止まっていることも知らないし、携帯のワンセグで見ると、電源が少なくなるから見なかったのです。

ユウキ「これはおかあさん、戻った方が安全だ、次に、シゲ子おばちゃんを探しに行こう、不安だと思うよ」

祖父の妹の心配もしているユウキ、その後、4軒のお宅を回って安全確認をしました。
途中、避難所に行く途中のおばあさんの荷物も持ったりしていました。

歩き疲れてダダをこねている3才のお子さんがいました。
「元気がでるよ」と保存食のためにあった唯一のチョコをあげていました。

◆吉野家の仙台長町南店の前を通ると、「トイレどうぞ」の看板。
お店はどこも営業をすぐに停止して閉まっていましたが、このような看板があったのです。

ユウキ「おかあさん、こういう心遣いを真似るね」

近くの大きなショッピングモールは、ひっそり。
お店の方が、「トイレ使えません」と話されていたので、

ハイジ「あぁ、こういうときに吉野家さんのようにしてくださると、多くの歩いて帰宅する人が助かるのにね」

ユウキ「違うよ、安全を確保できないから入らせないんだよ」
ハイジ「・・・(恐れ入りました)」

その地震の日は、多くの人はテレビを見ながら「避難所で寒い思いをしながら過ごした」と思われたかもしれません。

ただ、こうして非常事態が起きたときに、悲しいことばかりではなく、お子さんの姿を見ながらなにか感じられた方も多かったのでは? と思いましたのでブログを書きました、

避難所では、お子さん達がお腹をすかせても校庭を走りまわる姿に元気をいっぱいいただいたし、
子どもを一人の人間として接して行こうと感じた貴重な1日でした。