自分の企画を決定権ある人に届ける(3/3)JAL編

副業のヒント

例えば・・・
自分の企画を上げていくときに、決定権のある方に直接届けたい・・・
けれど

どうやったらいいのかわからない方がいらしたとします。

 

私の例にすぎないのですが、私は元の職場のJALが会社更生法を受けたことはとっても忍びなく思い、なんとか自分にできることはないだろうかと思いました。

そのときに浮かんだ企画を直接、JALの稲盛会長に届けて、直筆のお手紙をいただきました。

その経緯を3回に渡ってお届けします。

第1回目  稲盛会長へ直接手紙が届く方法を教えてください

第2回目  稲盛会長からの手紙

第3回目  手紙を書くにいたった経緯と方法

今日は、第3回です。

 

JAL稲盛会長からの手紙の反響が多かったので、そのプロセスを公開したします。

ハイジのブログ

そのことを公開することで、熱い思いがありながら、決定権のある人まで届かなくて悔しい思いをしている人たちに、チャンスの一つを提示できたらいいなぁと考えたからです。

稲盛和夫JAL会長へ「JAL再生案」の手紙をだし、直筆のサインの入ったお返事をいただきました。
「願えば叶い」ました。

「よく勇気がありましたね」とか、「とても真似できない」などの、いろんなご意見をいただきました。
お話を伺うなかで、立場は違っても「今の状況」から何とかしたいという気持ちをお持ちの方が
少なからずいらっしゃるんだなぁと感じました。

私自身、以前は「思ってばかりで行動に移せなかった」のですが、「できる、私はできる!」と思える人間に変わったのです。

 

 

◆1 喜んでいただくことの案を出す◆

私は、以前勤めていたJALが更生法を受ける事態になったことは残念でしたが、こうなった以上どうにかして再建するアイディアを出してみようと思いました。

「今あるもので、つまりお金をかけないで再建する方法」のアイディアです。
いつもそうですが、そのときは、私自身が主催している右脳トレーニングにそった方法をします。

1)まず、アルファ波呼吸法を30分しました。

2)その次に、「太陽の振り子」をしました。
思いを形にしていくという方法で、お財布に入っている5円玉を使うとっても簡単な方法です。

JALが望んでいることの一つは、「集客」ですので、その集客をどのようにしていくかに集中しました。
喜んでワクワクしていただいて、思わず口コミで広がる方法を考えたら、自然発生的に集客できます。
そのことをイメージしながら、太陽の振り子を使って何回もトレーニングしました。

すると、3つのアイディアが出ました。

1)客室乗務員の試験にいらした方全員に「航空教室」に参加していただき楽しんでもらう
2)国際線、国内線の機内で抽選をして、「客室乗務員の訓練所見学」を楽しんでいただく
3)国際線、国内線の機内で抽選をして、「客室乗務員の救難訓練所の見学」を楽しんでいただく

でした。

実は、私自身が1)と2)は子供と見学にいくチャンスがあり、ワクワクしてしかも子供が大喜びした経験がありました。
なので、試験を受けた方々にJALの航空教室に参加していただくことで、たとえ合格できなかったとしても、喜んでいただくことでJALの魅力を語るスポークスマンになっていただけたらと思いつきました。

3)は私自身が教官の経験があり、見学にいらした方々が本当にびっくりされてJALの安全な面を褒めてくださることを実証ずみだったからです。 また、JALの安全への取り組みを間近でみてもらうことはどんなにいいかと考えたのです。

 

 

マーケッターのジェイ・エイブラハム氏は、
その著書「ハイパワー・マーケティング」のP.92で、ビール会社のUSPについて書かれています。

どのビール会社も「純度が高い」と言い続けていました。
純度が高いということを消費者に知らせるために、「醸造する工程」を見せなさいとあるコンサルが言いました。醸造する工程はどこも変わらないという会社の意見でしたが、あえて宣伝し、業界8位から1位におどりでたという例が載っています。

このページを引用して、同じくこの救難訓練の様子をみていただくことで、「安全」「安心」を感じていただけると思います・・と、手紙に加えました。

しかも1)2)3)は、今ある施設を使うのでお金がかからないし、案内するメンバーはOB会OG会を使えばいいと思ったからです。

◆2 稲盛会長(クライアント)に届ける◆

ワクワクの案を、コンサルに見てもらいました。
すると、JALの会長に就任していただいた稲盛和夫会長に送るようにと言われたのです。

これは決定権がある方に届けないと意味がないことは知っていましたので実行することは決めましたが、どうやって送ったらいいのか方法はわからなかったのです。

そこで、アメブロとミクシィ上で「稲盛会長へのJAL再生案」を書いてその後、「どなたか直接届く方法を教えてください」とお願いしました。

 

するとこんなことが起こりました。これは、願うととんでもないところから叶える手段がくるというトレーニングで実践したとおりでした。

そこでおきたことを書いてみます。

1)たまたまネットをみていたら、稲盛会長ご夫妻のご自宅の近くに住んでいる人のブログを読んだ。
→ すぐにご自宅にこの手紙を届けてくださいとお願いしたら、「個人情報だからできない」と言われた

2)JALの退職者への説明会があったのですがその司会をした人を知っていて、JALの現状を知ることができたので、再生案を出すことは「使命」と感じ始めた。

3)京セラの元秘書室にいらした方(LAに在住)をブログ上で知っていたので秘策を伺ったら、かなり具体的に書き方までも教えていただいた。
→ ただ、直接届くのは少々むずかしいかなぁと感じた。

4)出向中のJAL職員の方から、メールアドレスの方法、秘書部長への方法、客室本部長への方法などが書かれたメッセージがミクシィに届いた。
→ そのメールアドレスに出してみたが、稲盛会長には適用されていなかった。 直接の方法ではなかったので、この方法はやめた。

5)稲盛会長の主宰の盛和塾の塾生である社長から、直接読んでいただく方法のメッセージをミクシィにいただいた。
→この方法は、必ず眼を通されるということで採用することにした。

この5)の案を出してくださった方は、どこから私の記事を読まれたのかいまだにわかりませんが、ありがたいことでした。
そして、今でもメッセージのやり取りをしています。 ミクシィの機能は、すばらしいと思った瞬間でした。
おそらくミクシィのコミュニティにも、載せたので読んでくださったのだと思います。

 

 

◆3 読んでいただく工夫◆

次に、再生案は、非常に長い内容になったので読んでいただくには、稲盛会長が喜んで読み進めていただく工夫をしようと考えました。
(1)JALに利益をもたらすものか、自分の商品を売ろうとしていないか
(2)共通点を探す
(3)稲盛会長は偉い人・・だけど、率直に提案する

これらを心がけました。

(1)に関しては、本当に心がけました。ややもすると、自社の商品を使ってもらいたい・・・という思いが前面に出ているのでは?
何回もチェックしました。

見込み客のクライアントに自社の自信のある商品を紹介するのは、いいことなのですが、気をつけたのは、自社の商品を売るためにアイディアを出したのではないのです。 JALの集客に役に立てればいいなぁという思いで書きましたが、フツフツと沸いてくる思いが無かったわけではありません。

なぜならば、私の夢は自社の右脳トレーニングの商品を会社の各部署に1個ずつおくことだからです。

会議でブレーンストーミングをして「アイディア」を出しましょうといわれても、すぐには出せないことを知っています。
私自身、在籍していたときに春になるとJALの会議がありました。
「今後どのようにしたらいいでしょう」というものを提案されて話すのですが、会議が早く終わらないかなぁというメンバーが多かったし私もその一人でした。 そんな・・・、それは、上の人が考えてよ という具合です。

でも、いまこうした再建をしているJALはそんなことを言っていられません。
優秀な人材を発揮できないまま使わなかっただけなのです。
心あるメンバーが各部署から出し合っていけば、すばらしい力が出ることを知っています。
特に、稲盛会長といえば、アメーバ経営です。
一人ひとりが経営者の意識で望むことを要求されます。
そのためには、社員自らがアイディアをだしていきます。

 

 

ボツになるかどうかよりも、出し合っているうちに、「お客様が喜んでいただく案」が出てくるはずです。
そして、出されたアイディアは上からの指示ではないので、自ら行動に移すはずです。
これがポイントになると思います。

以前、味の素の売り上げが落ちたときに、社員のおばさんが「味の素のふたの穴を少し大きくするといい」という提案をして大きく伸びたことがありました。
トップの人の会議ではなくて、今日入社した社員もアイディアをだしていくと、JALも大きく変わると思えてならなかったのです。

そう、私は、退社して12年、今でもこうしてアイディアを出そうと思いましたように、JALのことを応援し続けている人がいるのです。
自分たちの会社がどんな茨の道があったとしても、JALのブランドは、JALだけのものではないのです。

そんな思いで(1)を書きました。

 

 

(2)共通点を探す

共通点があると、一瞬にして近い存在になります。
稲盛会長との共通点を書き出してみました。

・同じ鹿児島出身
・京セラの工場と研究所が、実家の近くにある
・稲盛会長がNHKのラジオで話されたテープに、私の大好きな西郷隆盛氏の「敬天愛人」という言葉が好きだと話されていた
・稲盛会長のおかあさまの口癖を、私の子育ての指針にしていた

そこで、こんな文章にしました。

【私は、稲盛会長と同じ鹿児島で生まれ、京セラの研究所がある国分のすぐ近くに実家があります。
鹿児島空港に着陸する寸前に、右手に京セラの大きな文字が見えますとなんだかほっとしてしまいます。
JALには、国際線客室乗務員で20年間お世話になり、妊娠中は本社の広報部におり今はJALOG会の東北支部に所属しています。

 「わけとっの苦労はこてでんせ!(若いときの苦労は買ってでもしなさいの意)」と稲盛会長のおかあさまが育てられたように、私も息子に話しています。】

そして、稲盛会長が大好きな言葉、西郷隆盛の「敬天愛人」をさしている稲盛会長の写真をネットからもらって、手紙に貼り付けしました。

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(3)率直に提案する

私が会長だったら、どんな風に再建するだろうか・・と考えたのです。
ただ、私は経営のことはわかりません。
そこでお客さまの立場で、JALに乗りたくなるには? と考えたのです。
どよよ~んの空気から、ワクワクに変えるには? と考えたのです。

なので、率直に書きました。
そして、提案をしました。

ただ、すぐには手紙はだしませんでした。
それは受け取ってもらうには・・、ということを考えすぎたからです。
その心の深いところには、自社の商品を購入してもらうには・・・という気持ちがあったことを認めます。
スピード感が大事ですので、このことは反省しました。

ただ、連日のJALの報道に「お客様の立場の声での提案」は喜んでもらえると思い直したのです。
それは、77歳で癌も患いながらも敢えて再建するJALを引き受けてくださった稲盛会長のことを思うと、自分のこと、どう思われるだろうか・・・を考えていることが恥ずかしくなりました。

どう受け取っていただこうが、自分の提案は喜んでいただけるものだという確信があったのです。

◆4 手紙を出し、その後はイメージする◆

手紙を出したら、その後はイメージです。
熟考したものですからその案が読んでいただけた後、採用になるかどうかはJALにお任せすればいいのです。

2週間後に稲盛会長からのお返事の手紙をいただきました。

ありきたりの返事ではなく、感謝の思いが入った文章に感じられました。
正直言って、手紙をいただいたことはうれしいとは思いませんでした。
なぜならば、JALが再建されなければ意味がありません。

各部署がブレーンストーミング(アイディアを出すとき)をなさる前に
「さぁ、ブレストの前に、右脳トレーニングをやってから始めよう!」
となるイメージをしました。

企業研修で、お話しているイメージをしました。
このことがワクワクなのです。
以前のように、お客様がJALにいっぱい乗っていただき、苦難があったけれど乗り越えることができたね!

って、言っていただくイメージをしました!

以上が私が行動したことです。

 

 

これを読んでいただいている方に、熱い思いがありながら、決定権限のある人まで届かなくて悔しい思いをしている方々に私の話が少し参考になれたら幸いです。

 

 

もし、
・いや~そうは言ってもできない、
・もっと直接聞いて見たい
・「自分はできる」という気持ちを体感したい

と思っていらっしゃる方がいらしたら、いくつかの方法をご用意しています。

 

 

◆思いが形になるのをみることができる右脳トレーニングをベースにしたコーチを行っています。
動画でなんとなくイメージができるかと思います。
HPはこちら

 

 

最後に、このような突然の手紙にも拘わらず、真摯に対応くださった稲盛和夫さまに深く感謝いたします。

稲盛会長がお返事をいただけたことで、そのことを公開することができました。
企業の方々や、個人で何とかしたいと考えていらっしゃる方々への提示ができました。

ありがとうございました。

また、アメブロの藤田晋社長とミクシィの笠原健治社長にも感謝いたします。
このミクシィの「コミュニティ」と「コメント欄」を用意していただいたおかげで、一度もお会いしたことのない方からのご提案をいただくことができました。 ありがとうございました。