夫を亡くされたFB COOサンドバーグ氏の手記 2015

副業のヒント

フェイスブックのCOOは、女性です。
CEOのザッカーバーグ氏と何回か話し合いをして、グーグルから移っていらしたのが、COOのサンドバーク氏です。 彼女のおかげでFBは大きくなりました。

1か月ほど前、ご主人が急に亡くなられたのです。
休暇中のホテルでエクササイズをしていて転んでその後亡くなるという事故でした。

1か月が過ぎて、エッセイを書かれています。
バリバリの女性ですが、一人の夫を思う切ない妻としての言葉が身に沁みます。

胸がつかえてしまいましたが、それでも明日へ向かうその姿勢に感銘し、備忘録としてここに転記いたします。

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記事

 


「喪失感と悲しみを超えて」 サンドバーグ氏、亡き夫偲ぶエッセイ

 

米フェイスブックで最高執行責任者(COO)を務めるシェリル・サンドバーグ氏が3日、亡き夫のデイブ・ゴールドバーグ氏を偲ぶ感動的なエッセーを発表した。

サンドバーグ氏は夫を亡くした悲しみを乗り越える手助けをしてくれた人たちに、こういう形でお返しをすることは自分の意思であり、ユダヤ教で重要な意味を持つ30日間の服喪期間を終えたことで、区切りをつける意味もあったと記している。

米オンライン調査会社サーベイモンキーの最高経営責任者(CEO)だった夫のゴールドバーグ氏は先月、家族や友人らと一緒にメキシコで休暇を過ごしていた際にジムで倒れ急死した。

今、悲しみの中にある人たちのために、そして悲しんでいる人にどんな言葉をかければいいのか分からない人たちのために、サンドバーグ氏のエッセーから心に残る箇所を引用したい。

あなたには選択肢がある

喪失感につぶされそうになることもある。心や肺を満たすむなしさは、考えることや息をすることさえ妨げる。けれども、意義を見つけようとすることもできる。

この30日間、私は喪失感の中で多くの時間を途方に暮れて過ごした。これからも多くの時間がこの巨大な喪失感の中で費やされることだろう。それでも私は可能なときには、人生と意義を選んでいきたい。

「元気?」と聞かずに「今日の気分は?」と聞く

私は困っている人に対してどんな言葉をかければいいのか、本当には分かっていなかったことを知った。

以前の私は完全に間違っていたと思う。

私は、自分が提供できる最大のなぐさめは希望だと思っていた。

きっと大丈夫だからと人を安心させようとしていた。

でも、大丈夫だと言い張ることではなく、大丈夫ではないことを認めることが本当の共感になることもある。

誰かが私に「あなたと子供たちはまた幸せを見つけるでしょう」と言葉をかけてきたとき、私は心の中でこう言った。

「そう、私もそう思う。でも、純粋に喜びを感じることはもう2度とない」と。

私が慰められたのは、「また新しい普段の暮らしが始まるだろうが、それは決して以前と同じというわけにはいかない」と言われた時だ。

そう言った人たちは分かっているし、本当のことを言っている。

サイレンが聞こえたら車を停める

現実問題として重要なことを私は学んだ。

デイブが即死だったことは今では誰もが知っているが、救急車の中では分からなかった。

病院に到着するまでにかかった時間は耐え難いほど長かった。

私は今でも道路脇に移動しなかった車をすべて憎んでいる。

私たちに道をあけるより、数分でも速く目的地に着くことの方が大事だった人たちすべてを憎んでいる。

私は多くの国や街で車を運転中にこのことに気付いた。

道をあけましょう、みなさん。

誰かの親や伴侶や子供の命がかかっているかもしれないのだから。

頼ることを学ぶ

これまでずっと私は長女で、COOで、実行家で、立案者だった。

私はこれ(夫の死)を予定してなかった。

これが起こったとき、ほとんど何もできなくなった。

私に一番近い人たちが代わりにやってくれた。

予定を立てて、準備をしてくれた。

座る場所を教えてくれ、食事を忘れないようにしてくれた。

今でも私や子供たちのためにとても多くのことをやってくれている。

回復力は学習できる
 
(作家の)アダム・グラントは私に、立ち直るために重要なことが3つあり、そのすべてを実践できると教えてくれた。

パーソナライゼーション――私のせいではないと認識すること。

(グラントは)私に「sorry(ごめんなさい)」という言葉を使わないようにと言った。これは私のせいではないと自分に何度も言い聞かせた。

パフォーマンス――永遠に同じ気持ちが続くわけではないことを思い出すこと。必ず上向くものだ。パーベイシブネス――必ずしも私の生活のすべてに影響するわけではない。他のことに影響しないよう切り替える能力は健全だ。

見て見ぬふりをしない

私は仕事で一番緊密な関係にある人たちに、正直な質問をぶつけてほしいと言った。

私はそれに答えるからと。

それに、どんな風に感じたかを互いに話してもいいと言った。

ずっと昔から大好きなマンガのひとつに、部屋の中にいるゾウが「はい、ゾウです」と電話を受けているものがある。

私がゾウに対処すると、すぐに職場からそのゾウを追い出すことができた。

(訳注:ゾウとは誰もが気付いていながら誰も話したがらないこと)

その日を当たり前だと思わない
 
私は感謝することを学んだ。

以前は当たり前だと思っていたことへの本当の感謝の気持ち。

それは例えば、命だ。

私のように胸が張り裂けてしまうと、毎日子供たちを見て、彼らが生きていることを本当に嬉しく思う。

笑顔ひとつ、ハグひとつをありがたく思う。

もう私は毎日を当たり前とは思わない。

ある友人が誕生日は嫌いだから自分の誕生日を祝福しないと言った時、私は彼を見て、涙を流しながらこう言った。

「自分の誕生日を祝いなさいよ、まったく。誕生日が毎年くるのは幸せなことなのよ」と。

私の次の誕生日は地獄のように気が滅入るものになるだろうが、これまでにないほど心をこめて祝おうと決めている。

最高のオプションB

ある友人に、父親と子供が対象の親子イベントのことと、デイブがここにいないことを話していたとき、友人と私はデイブの代役を立てることを思いついた。「でも私はデイブに行ってほしい。オプションAにしたい」と私は友人に泣きわめいた。彼は私に腕を回し、「オプションAはもうない。だからオプションBで楽しもう」と言った。

原文(英語):Sheryl Sandberg shares what she’s learned about loss and grieving

 

By Claudia Assis