一戦闘で勝利を収めると同じくらいに、自国に報いることが出来る本を書く

副業の応援メッセージ

私は中3の時に、将来小説家になるとイナドメ君に宣言したのを覚えています。

イナドメ君「どんな小説を書くの?」
ハイジ  「恋愛小説」

イナドメ君とは、今でも年賀状のやり取りをしていていますが、この小説家のことなどすっかり忘れています。

大人になって、

「私、小説家になります、ベストセラー作家になります」
とある尊敬している社長に申し上げました。

「ベストセラーではなくて、ロングセラー作家になったら喜ばれるね」

それから私はことある毎に、ロングセラー作家になると宣言していましたが、最近恥ずかしくなりました。

我が家の本棚の奥深いところにあった「巻頭随筆Ⅳ」を読んだからです。
30年前の本です。

P230「陛下をお出迎えしたフェラーズ将軍」という平川祐弘氏のエッセイに気づきがありました。

戦後「天皇はヒットラーだ」と処刑する動きがあった中、マッカーサー元帥の登用したフェラーズ将軍が、「天皇に関する覚書」の中で穏健な政策を説き、その通りになったといういきさつが載っていました。

日本語のできない将軍が、どこから日本を理解できたかというくだりも載っていました。小泉八雲への傾倒から発せられたものだと書かれてありました。

小泉八雲は、本名をラフカディオ・ハーンといい、帰化した人物です。
彼は、日露戦争前夜、東大生に対する講義で「人は一冊の書物を著わすことによって、一戦闘で勝利を収めると同じくらいに、自国に報いることが出来る」と説いたそうです。

このくだりを読んで、私はとっても感動しました。
涙がいっぱいでました。

昭和天皇の潔い決断も歴史に残るものですが、その背後にはとっても深い、人と人とのやりとりがあったことがわかりました。
詳しくは本を読んでいただくとして・・・。

とても作家にはなれない・・・、こんな本など書けない。
作家になる?  とんでもない・・・、恥ずかしいと思いました。