「痛みがともなった失敗かどうか」

副業のヒント

「痛みがともなった失敗かどうか」です。

13年ぶりにフジテレビに「HERO」が帰ってきました。
ご覧にならなくても木村拓也さんの主演で視聴率が20%超えた超えない・・など話題になっていますのでご存知のかたも多いかもしれません。

キムタクが型破りの検事で、罪を犯した人を本当に実際に行った犯罪を調べるという内容です。
第3週の「HERO」が実に示唆に富んだ番組になっているなぁと感じました。

航空会社のCAさんが覚せい剤を自宅に持っていたということで逮捕され、本人も認めているのです。
普通なら、そのまま起訴をして裁判という形になるのですが、そのCAさんが

「もう職場にはもどれないのでしょうね、でも自分でやったことですから・・・。
早く気持ちを切り替えて新しい人生を歩もう」

という発言をしたので、キムタクが起訴にすぐにせずにCAさんの兄や同僚に実際のところを聞きまくるのです。

私はアレレ? と思いました。
どこがどうなっているの?
なにがおかしいのかなぁ・・・と。

キムタクは、散々調べたあと、このCAさんにこういうのです。

「CAさん、やっぱり自分がやったこと分かってないですよ。
覚せい剤は依存性も高く、危険な薬物。
周りに迷惑をかけていないと思っているけど、それは違う。

売人に払ったお金は暴力団や犯罪組織の資金になるのだ。
そのお金が別の新しい犯罪に利用される。で、他の誰かがまた傷つけられる。

甘く見ない方がいいですよ。
お願いします。
気、緩めないでください。

僕はお兄さんや同僚の方にいろいろとあなたのことを聞きました。
あなたには懸命に頑張っていらしたので、心から心配してくれる人たちがたくさんいるんです。
そのことだけは絶対に忘れちゃ駄目なんです。

お願いします」

頭を下げながらいうキムタクの姿に、CAさんは、泣き崩れる・・・のでした。

実に長い引用で申し訳ありません。
この番組は、私の心にグサリときました。

というのは、私にも同じ経験があったからです。
私には師匠が数人いてくださっています。
その中の一人が

「いままで失敗したことを言ってみなさい」

と言われたことがありました。
いっぱい上げました。
そう、いっぱい失敗してきたからです。

師匠
「それらは失敗ではないね」

「いえいえ、いっぱいいっぱいあるんです」
師匠
「痛みを伴っていないから・・・」

痛みを伴った失敗は、もし同じような経験をした方に話すときに実に相手を元気にしてくれます。
この番組のCAさんは、自分が犯した罪を「もう過去のこととして」取り扱っています。
反省もなく、それらがどれほど大きなことかを「しっかりと見ないで」次へ進もうとしているのです。

前向きにこれから生きよう・・・、これは実にいい言葉ですが、出発点が過去を見なかったことにしているのです。

師匠
「ほんとうの失敗というのは、深い痛みを伴っているんだ。
だからこそ、もし本当に困っている人がいたら、その人に寄り添ってあげられるんだよ。
お前のは、馬鹿な成功者だ。
なにも得られていないから馬鹿なんだ。
上から人を見て、いい気になっているんだ」

実はこのことを言われた当時はよくわかっていませんでした。
言われたことがショックで、深い意味がわからなかったのです。
また、私のつたない文章で何をいいたいのか分からないかたもいらっしゃるかもしれません。
表現力がなくてごめんなさい。

ただ、もし、あなたが今後大きな失敗をしたときに、このことを感じていただけたら・・・・、こんなうれしいことはありません。

ちなみにその当時、唯一、人前でしゃべっていいと許可がでた失敗は、「セミナーおたく」でした。
なので、私のDVDのプロフィールには、こう書いてあります。
「セミナーおたくを自認する数少ないセミナー講師の一人」

「セミナーおたく・・・だったんです。」
そう話すことで、セミナーに参加することで自分がなんだか自分はこんなにがんばっているんだ・・・と自負している人の心にグサリと突き刺さり、

「実は私もそうなんです」

と心を開かれたことがなんどとなくありました。

現在の「がんばっている女性を応援する」という大きなミッションも、実はわたし自身の痛みをともなった失敗をお話することで、女性の方々に元気になっていただきたいとミッションにいたしました。